秋ファッションには、アーガイル柄を合わせると雰囲気がグッと変わりますよね。
「アーガイルって何? どんな模様?」と疑問に思われる方も多いと思います。
アーガイル柄の歴史や、日本で流行したきっかけなど、ちょっとした小話を簡単にご案内したいと思います。
アーガイル(アーガイル・チェック)
18世紀イギリス・スコットランドのアーガイル地方で発祥した、連続するダイヤ模様と斜めに交差するラインから構成される編み物のパターンのことです。
伝統的でありながら、幾何学的で新鮮な印象を与えるアーガイル・チェックは、今なおセーターや靴下などに広く用いられ、世代と性別を超えて愛される定番のパターンになっています。
日本では、1960年代にアイビースタイルの若者たちが取り入れ始めたと言われています。
「アイビースタイル」って?
アイビーリーグ〈ブラウン、コロンビア、コーネル、ダートマス、ハーバード、ブリンストン、イエール、ペンシルバニア〉の在校生に好まれたスタイルで、アイビーとは各校のレンガ造りの校舎に生い茂る蔦(アイビー)がシンボルとなっていた事を意味するようです。
アーガイル柄は、今や定番柄と言っても過言ではないと思います。
それだけで印象が変わりますから、上手く取り入れていきたいですよね。
秋ファッションに靴下で取り入れるのは、とても簡単です!
アーガイル柄は意外に、足元に持ってくるとハマるもの。
秋ファッションは大人しくなりがちなので、足元にアーガイル柄を入れてもトータルファッションの邪魔をしません。
さりげなく目を引くことができるので、アーガイルから連想される堅さや落ち着きを、そのままで楽しめます。
また、明るい色の洋服と合わせる事で、若々しさを醸し出せますよ♪
アーガイル模様には、1つの伝説があります。
アーガイル伝説
かつてスコットランドにあったアーガイル城。
その王女が恋人への贈り物に、ぜひともオリジナルな柄を届けたいと思い、何十日も苦心したあげく、スコットランドのタータン(チェック模様)を基本に編みだしたのが、アーガイル模様だったようです。
これを編むには、針の頭を移したり、まわしたり、減らしたり、増やしたりしなければならず、愛がなければ編みあげられない。
また、とてもオリジナリティーの高い模様のため、類似品や物真似が出ることもなく、今もダイヤ柄とも呼ばれて親しまれています。
ダイヤの数は5つが一番安定性があり人気もあったようですが、現代では様々なアレンジが施され、アーガイルのパターンも多くなっています。
愛する人に、気持ちをこめてアーガイル柄の靴下などのプレゼントもいかがでしょうか?